足は、立つ・歩く・運動するなど、毎日の生活に欠かせない大切な部分です。
しかし骨や関節が多く、少しわかりにくい場所でもあります。
今回は、足関節の動きと足のアーチに注目し、足関節が動きやすくなるエクササイズやアーチの作り方や使うエクササイズを紹介します。

さらに、よくあるトラブルの外反母趾と捻挫についても豆知識をお伝えします！

膝関節は足首と股関節に挟まれ、どちらの影響も受けやすい関節です。
ねじれに弱い構造ですが、筋肉や靭帯がそれを支えています。
体の中心に力を伝えるためにも、膝の安定はとても重要です。
今回は、「ブリッジ」などを取り上げ、セッションに落とし込めるように学んでいきます。

ピラティスでは「ニュートラルポジション」が基本となる重要な要素ですが、実際のセッションでこれを正しく指導するのは難しいと感じることも多いかと思います。
ニュートラルを無理なく取れるようにするためには、これまで学んできた足や膝の働きも非常に重要なポイントです。

今回は、それに加えてコアの筋肉の連動性や呼吸についても深く学び、セッションの中でより自然に“スイッチ”を入れられる工夫についてお話ししていきます！

肩関節は、私たち人間の体の中でも、驚くほど大きな可動域を持つ関節です。
しかし実は、この自由さの裏には、安定性の低さという“ちょっと困った一面”が隠れています。

もともと四足歩行の動物に最適化された構造は、二足歩行をする私たちにとっては不安定になりがち。
そのため、肩の動きを快適に保つには、「胸郭」や「呼吸」といった、土台からのサポートが不可欠です。

特に胸郭には、呼吸を司る横隔膜が付いており、この働きが肩の可動性に大きく影響します。
そして、体幹と唯一つながる肩甲骨は、鎖骨を通じてわずかに固定されているだけ。
だからこそ、安定した動きのためには、自分の体に合った肩の使い方を知ることが大切です。

このレッスンでは、アームス（腕の動き）を中心としたエクササイズを通して、
肩・胸郭・呼吸のつながりを体感的に学んでいきます。
自分の体の「動かしやすさ」を再発見し、もっと自由な肩の使い方を手に入れてみませんか？

日常生活の中で繰り返される、洗濯物を干す、椅子を掴んで立ち上がる、手を振る、水を掬うといった何気ない動作。
これらすべてに「手のひらの動き」が深く関わっています。

私たち人間の手は、進化の過程で自由を獲得し、想いや願いを表現するための大切なパーツとなりました。
しかし使い方を誤ると、筋膜のつながりによって胸に余分な力が入り、手がぎゅっと固まり、細やかな動きが難しくなることもあります。

マシンピラティスでは、バーを握る動きが多く登場します。
このとき、手の構造を理解し、それを活かした「持ち方」を意識することで、手のひらを通して肩関節や胸椎にまで安定をもたらすことが可能になります。

また、日常でもよく見られる「肘の過伸展」についても、あわせて学んでいきましょう。